7月!知らないって怖いっ 話
梅雨はまだあけませんよね。
雨がそんなに降らないので、梅雨であることを忘れてしまいます。
コンクールの時期ですね。
あちこちの学校へレッスン行かせて頂いているのですが、初めて行く学校でまず私がやる事、
それは、『楽器の状態を診察する!』
です。
タンポ(クラリネットの穴をふさぐキーの内側に付いている部品)が破れていたり、
穴をちゃんと塞いでいなかったり、時には無くなっていたり!?
生徒たちは知らず知らずの内に、楽器の状態が良くないまま演奏します。
そして、思うように音が出ず、それを疑問にも思わないのです。
なぜなら、良い状態の楽器で吹いたことが無いから。
状態の良い楽器で演奏すれば、もっと楽に音が出せるという事を知らないのです。
意外と多いのが、クラリネットの上管がヤマハ、下管がクランポン
という、上下のメーカーが違うという症状。
初めてそれを目の当たりにした時は、顎が外れそうになりました。
そうそう、
どうにも吹きにくそうな子がおりまして、診察したところ、樽(タル)という部分だけがメーカーが違っておりました。
使われずに眠っている楽器たちを全部持ってこさせ、メーカーが同じタルをいくつか吹かせると、
なんとか一つだけ、音がすんなり出るものがあり、一件落着。
知らないって、怖いっ。
と、そんなワタクシも楽器がおかしいので、先日診察してもらいました。
原因は、タンポの種類。
前回新しく交換してもらったタンポと、それまで付いていたタンポの種類が違っているというのは知らされていたのですが、新しいものが楽器に馴染んでいくと同時に、古いタンポの振動が楽器に合わなくなっていたのでした。
ここまでおかしくなるなんて知らなかったので、不安でいっぱいだったのです。
知らないって怖いっ!!!!!